チャッド・ロビショーがホストを務めるネット配信のトークショーにおいて、当HPが応援するディスクロージャー・プロジェクトの主催者スティーブン・グリア氏が、2024年11月に開催された米国議会主催のUAP公聴会について講評した。当HP管理人による全文訳を以下に掲載する。文中、括弧内は管理人による注記を示す。
チャッド:早速、お聞きしたいのが、この間、下院で開催されたUAP公聴会についてです。非常に重要な会議だと思うのですが、主流メディアで話題になりませんでした。憂慮すべきことだと思います。何故、こうした情報がアメリカ国民にうまく届かないのでしょうか。そして、議会公聴会は、どのような意義を持ったものだったのでしょうか。
グリア:そうですね、残念ながらさして重要な話題は扱われず、内容の薄いものでした。監視委員会小委員会のメンバーには会いましたが、彼らは本件を調査するための手足となるスタッフを持っていないとのことでした。以前から、我々が問題点として警告していたことです。公聴会で証言したのは、非常に巧妙に配役された、ルイ・エリゾンドという情報操作のプロです。彼はここ数年間にわたって、議会を翻弄してきた人物です。そして、その他三名の証言者といえば、実際のところ、また聞きや受け売りを口にしていたに過ぎません。誰とは言いませんが証言者の一人には、過去六ヶ月の間に、数時間にわたってテラバイト規模の関連データを提供したのですが、公聴会ではそのことを、おくびにも出しませんでした。こうした、不審な素振りを見せるため、アメリカ国民の議会支持率は、たったの12%しかないのです。ごまかしや偽りがまかり通るせいで、現大統領(バイデン大統領)の三分の一かそれ以下の支持率なのです。
私は、UAPに関する直接体験を持った海兵隊の証言者、本件を徹底追及するため特殊作戦部隊から法執行機関に転じた人々、イギリスの高官等と共に、上院の、「情報機関および軍事委員会」のメンバーと会合を続けています。もちろん非公開の会合です。よく機密情報隔離施設(SCIF)で行われますが、今回は別でした。資金と召喚権能のある専門的な課題解決部隊を収集し、徹底的な追及を行おうとしているわけです。
私からすると、シュール(注:「奇妙な」ぐらいのニュアンス)な感じがします。私が主催するディスクロージャー・プロジェクトのアーカイブには、34年間にわたって収集された証拠と、115名からなる記名の、軍および民間企業の内部告発者からの証言が蓄積されているのです。氏名、認識番号、階位の情報もあります。一つの事例だけで、ここ数か月間、議会で見聞きした内容の十倍以上の内実を持ったものです。また、600名以上からなる匿名の証言もあります。匿名というのは、正式な召喚を期して、待機しているからです。言い換えれば、(匿名者は)非合法活動で違法行為に手を染めているため尋問を受け告訴される可能性があるのです。
流行語になった「ディープ・ステート」を口にする人々が気づいていないのは、UAP、UFOの問題が、謀略計画全体の中で最重要項目、まさに「王冠の宝石」のような意味を持つという点です。その主催者は、国境を越えた犯罪組織なのです。議会がしっかり調査すれば、同様の結論に到達するはずですが、そこまで徹底出来ていません。議会の問題点の一つです。幸運なことに、(今しがたご紹介した)特殊作戦部隊から法務執行機関の特別機密プロジェクトに転じた人たちは、左記の結論に達しています。ですが、彼らの展開は非常に慎重なものになるでしょう。情報工作や外部圧力で妨害されることを懸念しているのです。既に、脅迫を受け、自身や家族の生命を脅かされている人たちもいます。ですが、彼らは前向きに取り組んでいます。
次期(トランプ)政権と連携出来ればよいと思います。次期大統領に向けた説明資料を準備しています。そこに、大統領令の試案を付帯します。期待しているのは、最高機密情報(TS/SCI)権限が設定され頑健な体制で本件が進行することです。議会については90年代から付き合いがありますが、際立って勇敢といえる議員には出会ったことがありません、つまり、資金力、調査員、召喚権能を持ち、特任選出者で構成された委員会の設立に到達するほどの果敢さに欠けるのです。もちろんバチェット議員(Tim Burchette)および他数名の議員の名誉のために言うと、彼は特任委員会の設立を請求したのですが却下されてしまいました。国防権限法(注:国防予算に関する法律)の一部として法案が上院を通過したのですが、昨年12月、下院で骨抜きにされました。価値の高い情報を持った内部告発者に対する免責条項、いわゆる「セーフハーバー条項」が削除されたのです。内部告発者自身が犯罪行為に加担していたとしても、六カ月の猶予期間を設け保護するというものでした(注:告発対象からの内部告発者に対する告訴を回避する対策)。その後、上院と下院の間で法案に関する再調整は行われていません。
問題の本質を理解せずに、表面的なやり取りに終始するということ自体が、次期大統領が直面する、非常に重大な国家安全保障上の問題と言えるでしょう。政府および政府請負企業内で非合法活動が跋扈しています。多くの事柄を改善する必要があるのです。ほとんど70年間、いや、65年の間、議会や大統領の目を完璧に逃れて、憲法の外で監査を受けずにいるのです。これは、我々の民主体制への脅威です。更に重要な点が二つあります。一点目は、地球外生命体によるUFOは実在し、我々の評価では完璧に善良と言えること。その一方で、人間が(真のET船)を模倣して造った飛行体があり、目撃情報の80%かそれ以上は、それに該当するのですが、ロッキード・スカンクワークス(ロッキード社秘密兵器部門)や、私の叔父が務めていたノース・グラマン社、レイセオン社等が承認のない不正予算で政府から資金調達し、認可も受けないまま、技術革新で可能にしたもので、議会や大統領、左右党派、中道派、共和党、民主党にかかわらず、(一部の非合法活動で)継続されてきたものです。
この問題を解決しなければいけません。とても重要な理由があります。それは、もちろん憲法の問題、ガバナンスの問題もありますが、同様に重要なのは、今後、勃発してゆく戦争と関連します。戦争は、地政学的な問題に根を持っているものがほとんどでしょう。非合法活動で蓄積された情報や技術が表舞台に出れば、そうした(地政学的)問題が(戦争に依拠せず)解決されるということです。例えば、「フリー・エネルギー経済」になれば、合衆国はエネルギーに関して完全に自律することが可能です。もちろん他のどの国も、そうです。貧困や公害の問題も終焉するでしょう。本件に関する技術の性格上そうなります。(UAPと呼ばれる)これらの飛行物体をみると、燃料を搭載していないことがわかります。推進燃料が不要なのです。「SpaceX」を使っていないわけです。これらの飛行体は、空間の織目からエネルギーを抜き出して利用しているのです。そして、それらを地球の人間が(地球外生命体のUAPを模倣して)製造しているのです。とても複雑な話ですが、ゼロ・ポイント・エネルギーと呼ばれているものです。それらはリフター効果も利用しています。浮遊してから飛行するのです。
二つの技術は分けて考えたほうがいいでしょう。飛行技術の方は、少なくとも構造と計画については、(合法的な枠組みの中で)機密扱いにしておく必要があるでしょう。ミサイル運搬技術として応用可能だからです。しかし家庭内や自家用車に設置する民生品に関しては、コンセントが不要になり、パワー・グリッドに頼らず済むようになります。そうした技術は表に出る必要があります。これは、本当に大きなインパクトのある話ですが、ほとんどの人がそれに気づいていません。
UAPの話の裏面で懸念されるのは、偽旗工作の問題です。違法な計画とし潜在しているものです。数日後、この秘密計画から離脱しようとしている人々と面会を予定しています。一人は、もともと特殊活動を担当していたのですが、近年、西部にある違法施設の上層部員となりました。地下に施設を持つものです。彼は、すべての証拠と共に逃亡したいと思っています。うまくゆくと思います。ここではっきり呼びかけておきます。彼は、六つの異なる施設で逃亡したいと願っている人々がいると言っています。非常に犯罪的で危険な計画であることに気づいているからです。どうぞ、そういう方はどんどん我々のプロジェクトに参加してください。
こうしたことが安全保障に関わる秘密保持契約に違反するとくさす向きもいますが。そんなことはありません。彼らは、大きな欺瞞の中で働かされているだけです。十代、二十代、三十代の若者たちがそうとは知らずに、非合法的な計画に従事しているのです。面会予定の方のように上層部に上がってからではないと、そのことが分かりません。若者たちは罠に掛けられたも同然です。おそらく非合法計画で働いている9割方の男女は、善良な人々だと思います。彼らは引き込まれ、細分化された組織の中で周りが見えずにいるのです。彼らは、全体像が見えていないのだと確信します。だから、これは我々の仕事です。全体像が見えるようにして、次期大統領にハッキリとわかるように説明して、早急な理解を促すこと。これは私たちの国、世界にとって、とても大きな問題です。間違いは正されなければいけないのです。二、三年内に片が付くことを期待しています。
チャド:二点お願いします。まず、一点目。内部告発者の保護に関して。最近、何か内部告発者保護法のようなものが議会を通過したと聞きましたが。
グリア:それは我々の尽力によるものです。実は、内部告発者の保護に関する法律は以前からも存在します。ですが、本当に必要なのは、内部告発者が罪を犯している場合、六カ月の猶予期間を与えるという免責条項の方なのです。朗報があります。先ほどご紹介した法務執行機関の人物たちが数カ月前に立ち上げた特別機密プロジェクトにおいては、この条項を誰にでも適用可能にするというものです。ですから、ここで呼びかけたいのは、あなたのトーク・ショーを見ている多くの軍関係の人たちで、名乗りを上げたいという人は、機密理に私に連絡をください。連絡先は、(下記の)インターネットでわかります。そうすれば、非合法組織から足を洗うことが可能です。彼ら(特別機密プロジェクトで)は、公式な免責を与えることが可能です。ですから、現時点でこの点に関しては、議会の助けを必要としません。どの省庁かまでは明らかにはできませんが、(正式な)法務執行機関が行います。
( https://drstevengreer.com/contact-dr-greer/ )
チャド:次期トランプ政権では、イーロン・マスク氏が、政府効率化部門を率いると聞きます。彼らは、予算を明瞭に監視するわけですが、その過程で本件を明るみにすることは出来ないのでしょうか。政府予算のうち、数十億ドルに上る不明金です。そこから、非合法計画の一端が暴露可能なのではありませんか。
グリア:私たちの案内抜きでは無理でしょう。こういうことです。国防省はすでに、過去七回にわたって会計監査を通過していません。実に、数兆ドルにわたる不明金があるのです。ニュースにもありました。
チャド:「兆」ですか。
グリア:我々の推計では、過去数年間で八兆から十二兆ドルに上ると思われます。それが、非合法計画の数々に流れていたのです。合衆国が不明金を抱えていることなら、皆が知っています。会計監査、議会、大統領が看過し、非合法活動が行われているのです。政府内が、それほど分断化し、蛸壺化していることを物語っています。膨大な税金を湯水のごとく使っているのです。こうした「闇の予算」ではない、「通常の」不明金に関しても何年も前に内部告発者が現れました。ブッシュ政権で、アメリカ合衆国住宅都市開発省にいた方です。彼女は、開発省の無駄な経費の削減と、詐欺行為の摘発を任務として任命されました。彼女は、率直な言い方をすれば、横領と不適切な資金の流れをつかみました。資金は非合法計画に流用されていたのです。警告を発したところ、逆に脅されて首にさせられました。キャサリン・オースティン・フリッツ(Catherine Austin Fitts)さんです。たしか副長官か補佐官だったと思います。こういう大きな問題なのです。ですから誰か新任の人が首を突っ込んでどうにかなるものではありません。私は、マスク氏を尊敬しますし、とても頭の良い人だと思います。ですが、彼は、国防省のトイレがどこにあるかも知らないと思います。KPMGなり、デロイトなり会計会社を雇えばいいという問題ではないのです。会計監査員の知り合いがいますが、航空宇宙関連の大企業を相手にしたことのある人物です。膨大な不明金を指摘すると、これは最高機密情報(TS/SCI)に関する資金なので、これ以上知る必要なないと言われたそうです。このことは、合衆国政府職員、大統領府のスタッフ、大統領自身に対しても使われるセリフです。凶悪犯が法を犯した上、厚かましくも摘発者を脅迫するのです。何年か前に、"Into the Buzzsaw"(注:2002年、Kristina Borjesson著)という本に書かれた話ですが、これらの事件において、当事者は、巨額の口止め料で買収されるか、脅迫を受けるかのどちらかしか選択肢がありません。前にもお話しましたが、大企業のCEOで、内部告発を目的に、最近我々に接触してきた人物ですが、UFO関連のエネルギー技術、推進技術に関する資料を持っている人です。彼自身と家族全員が脅されました。まるでジョン・ル・カレのスパイ小説のようだと思うかもしれませんが、現実のことです。上院情報機関委員会の首席調査官が三年前に我々と接触した際に、これらの資料の全てを渡しました。彼は、尾行され、脅迫され、現在もハラスメントを受け続けています。とても憂慮すべき事態です。ですから、断固たる大統領令によって、盤石な備えのもとに、事を展開する必要があります。そして、内部告発者に対する、きめ細かい保護が必要です。米国議会での、素人芸の公聴会ではとてもつとまりません。もちろん事態を追求しようとする議員たちを尊敬します。ですが、彼らは、手足を縛られ身動きできません。スタッフもおらず、資金もない。召喚権も持たず、何ができるというのでしょうか。議会公聴会は、まるで犬と仔馬が追いかけっこをしているようなマンガです。
チャド:ありがとうございます。公表が可能になったら教えてください。拡散に協力します。
グリア:あなたや他の方々のネットワークを通じて訴えて行きたいと思います。非合法施設で働きながら、現物や証拠と共に内部告発を考えている人がいたら、免責条項付きで告発が可能ですので是非、連絡をください。そして、もう一つ。内部告発者が集まることで、この計画を推進しているグループから歴史上最大のスクープ情報を提供することが可能になるということです。
チャド:是非拡散します。
グリア:あなたもひっくり返るような話ですよ。皆が聞きたがる、実際の宇宙人の遺体、ET宇宙船、人為模造船、墜落UAPの回収計画の実際の証拠を持っている人たちです。是非お願いします。
チャッド・ロビショーでの上記インタヴューは、以下リンクからYoutubeで閲覧可能です。本HPの記載にかかわらず、リンク切れ等の理由で閲覧が不可となることがありますのでご留意ください。
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